古い日本刀を所持しているのは銃刀法違反?
日本刀には一振りごとに登録証がついています。
この登録証があるということは法律上きちんと所持の許可を得ている証なので、所持しているからといって銃刀法違反になることはありません。
猟銃を所有するのには免許が必要なので、この辺りと認識が一緒になってしまっていることから誤解が生まれているようです。
日本刀の登録があれば所持すること自体は違法にはならないのですが、登録証がないものを所持したり売買したりするのは違反になります。
またそれだけではなく、登録証があって所持することができるものであったとしても、意味もなく持ち歩いたり振り回したりするのは他者に危害を与える可能性があるので銃刀法違反とみなされます。
違反にならないのは登録証があるということ、その上普通に所有するということの2つのポイントをクリアすることにあります。
遺品として古い日本刀が出てきたりすることももしかするとあるかもしれませんが、古くても新しくても登録証は存在するので、刀だけではなく登録証も確認しましょう。
日本刀の正しいお手入れ方法
日本刀のお手入れには専用の道具が揃っていれば、簡単に行うことができ、時間もそんなにかかりません。
正しいお手入れを行っていれば1~2か月に一度、定期的に行うことで綺麗に研ぎあがった美しい状態を保つことが可能です。
まず鞘を払い、抜いた刀を左手で持ち、拭い紙で刀が付いてない方から古い油を拭き取っていきます。
打粉で刀身をポンポンと軽く打っていき、新しい拭い紙でその白い粉を拭っていきます。
この操作を2~3回繰り返すことで、油のくもりを完全に取り去っていきます。
錆の発生などがないか刀をよく確認し、新しい刀剣油を刀身に塗っていきます。
はばき下も、忘れがちなので取り外し、刀身同様に汚れを落とし、油をしっかりと塗っておきましょう。
刀は錆びさせないことが最も重要です。
なぜなら刀に錆が付くと絶対に落とすことができなくなってしまいます。
是非、正しいお手入れ方法を身に付けることでいつまでも美しい日本刀を保ってください。